精神アルゴリズム研究備忘録

人間の精神の構造やアルゴリズムについての研究内容の備忘録

人間の恋愛対象は後天的に制限されるものである

 

 

人間の恋愛対象はあたかも先天的に決まるものであると思われているが、実際にはそのようなことは全くない。人間は元々全員バイセクシュアルかそれになり得る。

 

生物には、生物が「安定した状態になることを期待した時」「安定した状態を探る時」と「安定した状態になった時」にはドーパミンが分泌されるという仕組みがある。このドーパミンは大元を辿れば生殖行為から派生したものである。生物は不変の存在ではなく命に限りがあるのでより安定した状態を探すために性行為を行うので、生き物である限りは最も「安定した状態を探す」という行為に近い生殖行為は最もドーパミンが分泌されるようにできている。

 

そして、人はドーパミンを分泌される行為に対して積極的になる」という仕組みがある。

 

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ドーパミンが分泌される性に関する行為でほとんどの人間に共通している特徴は、人間の男女であれば「性器」を継続的に適度な大きさの刺激を与えることが条件となることであり、その過程は後天的な学習によって得ることが分かっている。

 

人間は物事をジャンル分けし、関連づけることで記憶を行っており、ドーパミンを分泌する行為であれば全て同じジャンルへと分けられる。ドーパミンという名前の箱があったとして、その中には食事も睡眠も水分摂取も排泄もセックスも入れられており、脳は相互に関連づけることが可能な情報としてそれらを認識し、関連づけることで記憶を行なっている。

 

例えば「性的な意味で食べる」という表現があるのはこのドーパミンが分泌される箱の中にセックスも食事も同じように入っているからであるということができる。排泄行為を見て興奮する人間がいるのも、性行為と排泄が同じジャンルのボックスの中に分類されているからこそ関連づけられるのである。

食事や排泄といった一件関連のなさそうな情報でも、脳にとっては大いに関係のあるドーパミンが分泌される同じジャンルの情報なのである。

 

 

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余談ではあるが、「排泄を我慢することで興奮する」という人間がいるという話を聞いて俄かには信じられなかったが、排泄感を覚えていない状態が人にとって安定した状態であると認識されているため、排泄=安定した状態に値する行為でありドーパミンが分泌される条件に合致するのである。我慢してから出すのがカタルシスを感じるという謎の完成を紐解いてみたが、実際のところ簡単に理解可能な構造の話たっだ。

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さて他者に対する積極性もこのドーパミンを期待した行為である。

例えば「話す」という行為もドーパミンが分泌される。人間は「持っている」状態も安定した状態であると認識しているため、他者に何かを話すことは自身が「持っている」状態であると認識し脳内ではドーパミンが分泌される。が、それよりも。

 

ドーパミンという名前のジャンルの箱があったとしてその中で最もドーパミンが分泌されるのは性行為(恋愛も含め)であるため、すべからく積極的になる行為には性行為が関連づけられることになる。他者との関係性の中で最もドーパミンが出るの性行為であるため、他者との関係の先には誰が対象だろうが必ず少なからず性行為を見てしまうことになるのであり・・・・

 

つまり誰でも同性愛者になり得てしまうのである。

 

そしたら世の中には同性愛者が溢れかえってしまうのでは?となるが当然それを防ぐためのシステムが存在する。それが「理性」である。

 

理性とは「意図的に選択肢を狭める」ことであり、基本は見る回数が多いものに左右される。簡単にいってしまえば多数派であることが理性の根拠となっており、多数派であることが根拠である場合その構造はかなり脆弱である。実際の証拠や理論に裏打ちされたものに突かれれば薄氷も当然と言えるだろう。

 

理性だから正しいとも限らない、というのがミソである。

 

意図的に選択肢を狭めることは後天的に学ぶ情報であり(最初から理性を持っていたら赤ん坊は便を漏らさない。いうまでもないかもだけども)、当然恋愛対象の制限も意図的に選択肢を狭める行為なので後天的な学習によって手に入るものということになる。

 

人間は誰もが同性愛者になり得てしまうし、ロリコンにもなるし、ショタコンにもなり得る。後天的な学習によってそれらを選択しないようにしているだけなのである。

 

 

 

 

 

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